- セレナ中古車が安い理由
- セレナ中古車にある不具合
- ハイブリッド車はバッテリー交換時期もチェック
日産セレナの中古車を探していると、大抵の方が価格の安さに気がつきます。なぜセレナの中古車は安いのか、その理由や購入を検討する際のポイントが知りたいですよね。
セレナは日本国内で非常に人気が高く、流通量が多いため、幅広い選択肢から自分に合った車を見つけやすいです。一方で、ハイブリッドモデルではバッテリーの寿命や交換に注意が必要です。
この記事では、セレナの中古車がなぜ安いのか、購入する際に気を付けるべき注意点をまとめました。これにより、セレナの中古車選びがうまくいくと幸いです。
また、以下の記事では、買取りサービスを利用した愛車を高く売る方法を紹介していますので参考にどうぞ。
愛車を高く売る具体的な方法とおすすめの買取りサービス できるだけ面倒をさけて簡単に高く売る方法 買取り査定時の上手な対応とがっつり高く売る方法 今の愛車をできるだけ高く売りたい! 買取りと下取り、[…]
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セレナの中古車が安い理由
- 日産セレナの中古車相場価格
- セレナは流通量が多く選択肢が豊富
- セレナの安い中古車はバッテリー寿命と交換リスクに注意
- 購入予算の増やし方、下取り以外の選択肢
- CVTの耐久性と修理可能
- 中古車セレナは先進機能面が故障しやすい?
- 中古車セレナのハイブリッドモデルの保証期間
- 修復歴の影響とチェックポイント
日産セレナの中古車相場価格
※2024年4月時点での相場は以下の通りです。相場額はグーネットより引用
年式範囲 | 年数落ち | 総支払額の範囲 |
---|---|---|
2019年式~2022年式 | 3年落ち~5年落ち | 109万円~388万円 |
2015年式~2018年式 | 6年落ち~9年落ち | 47万円~321万円 |
2011年式~2014年式 | 10年落ち~13年落ち | 15万円~215万円 |
この表は、車の年式に応じた総支払額です。年数が落ちるにつれて、総支払額の範囲も下がっています。
日産セレナの中古車では、3年落ち~5年落ちで最も安い中古車で109万円、6年落ち~9年落ちで最も安い中古車で47万円、10年落ち~13年落ちの最も安い中古車で15万円となっています。
日産セレナ以外の3年落ち~5年落ちのミニバンと比較すると、トヨタのボクシーの最安価格151万円、トヨタのノアの最安価格137万円、ホンダのオデッセイの最安価格158万円となっており、ほかのミニバン中古車よりも日産セレナの中古車が安いことがわかります。
セレナは流通量が多く選択肢が豊富
日産セレナの中古車が安い理由として、流通量が多いということがあります。
日本国内で高い人気を誇るミニバン、セレナはその需要の高さに応じて中古車市場にも大量に流通しています。この車種の多様なラインナップが市場に数多く存在することは、我々のように中古車を探しているものにとっては魅力的な点ですよね。
流通量の多いセレナの中古車は、多様なグレード、装備、そして年式から選ぶことができ、それぞれのニーズに応じて選ぶことが可能です。このような豊富な選択肢が存在するため、セレナの中古車を探している方にとっては自分の予算や必要とする機能に最適なセレナを見つけやすくなっています。
加えて、セレナの高い流通量は市場の需給バランスにも影響を与えており、中古車価格の安定に寄与しています。
一般的に、供給が需要を上回ると価格は下がりますが、セレナの場合も同様に市場に出回る車の量が多いため、比較的リーズナブルな価格で購入できる傾向にあります。
したがって、ミニバンの中古車を探している方にとっては、日産セレナの中古車は良い選択肢になります。
セレナの安い中古車はバッテリー寿命と交換リスクに注意
日産セレナの中古車は、流通量が多く比較的価格が安定しているのミニバンを探している方にとっては良い車種です。
しかし、セレナにかぎらず、中古車なので中古車特有のリスクがあることは知っておくべきです。
セレナの中古車を選ぶ際、特にe-POWERなどのハイブリッドモデルに注目する方は多いですが、これらの車両で特に注意すべき点がバッテリーの寿命と交換費用です。
ハイブリッド車のバッテリーは消耗品であり、使用年数と共に性能が低下し、最終的には交換が必要になります。
特に、セレナe-POWERのバッテリーは新品の交換に高額な費用がかかるため、購入時にはそのリスクを十分に理解しておく必要があります。
ハイブリッド車のバッテリー寿命について
一般的にハイブリッド車のバッテリーの寿命による交換の目安は、10年ごとかもしくは走行距離として10万キロが目安です。
バッテリーの劣化は車の走行距離や使用状況によって異なりますが、中古車のハイブリッド車を選ぶ際は上記の目安を参考に、バッテリー交換のタイミングが近くないかを確認すると良いです。
バッテリーの状態を確認するためには、専門の診断ツールを用いることが一般的です。購入前には、販売店にバッテリーの健康状態をチェックするよう依頼するとよいでしょう。
バッテリー交換が近い車両は価格が低く設定されていることが多いですが、その分将来的に大きな出費が予想されるため、トータルコストを見積もって判断する必要があります。
ハイブリッド車のバッテリー交換費用の目安
もし交換も考えたうえで購入するとした場合、ハイブリッド車のバッテリー交換の費用はどのくらいでしょうか。
セレナのハイブリッドモデル、特に「e-POWER」に搭載されるバッテリーは、その性能と効率性で知られていますが、バッテリーの寿命に達すると交換が必要となります。
バッテリーの交換費用はモデルによって異なりますが、セレナのe-POWERモデルでの交換費用は一般的に30万円から40万円程度が目安です。
このコストは、新車価格に比べればかなり抑えられてはいますが、中古車を購入検討時には大きな出費となるため、予算計画には注意が必要です。
購入予算の増やし方、下取り以外の選択肢
車を購入する際、一般的に現在乗っている車を下取りに出しますが、下取りでは十分な価格が出ていないことの方が多いです。
購入予算は、今の愛車がどのくらいで売れるかによって大きく影響します。
一般的に下取りよりも買取りサービスを利用するほうが、5万~10万円は高く売れると言われています。自身では廃車のつもりの車でも日本車であれば高く売れるのが買取りサービスです。
ネットで利用できる無料査定サービスが便利です。
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CVTの耐久性と修理可能
日産セレナに搭載されているCVT(無段変速機)は、その滑らかな走行感と効率の良い燃費性能で知られています。
しかし、CVTは長期間使用したり、高い走行距離を重ねたりすると、故障のリスクが増えることがあります。特に、CVTは複雑な構造をしているため、適切なメンテナンスが行われていない場合には、早期の故障につながることもあります。
幸い、セレナのCVTは修理が比較的容易であるため、部品の交換や調整を行うことで原状復帰が可能です。
このため、CVTの故障が起きた場合でも高額な修理費用がかからないことが多く、中古車市場においても価格が比較的安定しています。修理費用が抑えられるという事実は、購入する側にとっても大きなメリットとなり、故障リスクがあるにも関わらず、中古車としての人気がある理由となっています。
このCVTの耐久性と修理のしやすさは、セレナを選ぶ際の重要な考慮点の一つです。
購入を検討する際には、車両の走行距離や使用状況、定期的なメンテナンスが適切に行われていたかどうかを確認することが重要です。
セレナのCVTは、日本国内だけでなく、海外市場においても評価されていますが、正確な診断と適切な修理によって長期間にわたり良好な性能を保つことが可能です。
そのため、中古車としてセレナを選ぶ際には、これらの点を踏まえた上で、総合的なコストパフォーマンスを考慮することが望まれます。
中古車セレナは先進機能面が故障しやすい?
日産セレナは、アイドリングストップやプロパイロットなどの先進運転支援システムを搭載しており、これが中古車市場での価格に影響を与える要因の一つとなっています。
これらのシステムは運転の快適性と安全性を高める重要な機能ですが、電子制御システムは複雑で故障が起きた場合の修理や交換に高額なコストがかかることがあります。
中古車としてセレナを購入する際には、これらの先進機能が正常に機能しているかを確認することが非常に重要です。特に、故障が報告されやすいアイドリングストップシステムやプロパイロットなどの状態をチェックすることで、後々の追加費用を避けることが可能です。
また、これらのシステムのメンテナンスや修理履歴が整っているかどうかも購入の際の大きな判断材料になります。中古車を選ぶ際は、先進機能が装備されている車両を選ぶメリットと潜在的なリスクを理解し、全体的なコストパフォーマンスを考慮した上で最終的な決定を下すことが望ましいです。
日産セレナを約1年4カ月前に購入。昨年秋ごろからアイドリングストップの機能が動作しなくなりました。
様子を見ておりましたが改善する様子も見られないので・・・
結局、バッテリーを新品に、蓄積データ(バッテリーの劣化予測にも影響する)をクリアにするとアイドリングストップするようになりました。
アイドリングストップのランプが点滅。しかも信号待ちでエンジンが完全にストップしてしまい、再始動しなければならなくなりました。
ディーラーに持ち込むとコンピューターを調べるとオルタネーターからノイズが出ているとのこと、交換してもらいましたがその後も同じ症状が2度も続き・・・
ディーラーで点検したところ、バッテリーの電圧不足でした。バッテリーを交換すれば解消するので交換しましょうかと言われました。ネットで購入、交換してようすを見てみます。
中古車セレナのハイブリッドモデルの保証期間
セレナのハイブリッドモデルは新車購入時に長期保証が提供されることが多いですが、中古車市場ではこの保証期間の残りが少なかったり、すでに終了している場合がほとんどです。
特にe-POWERモデルなどのハイブリッド技術を搭載した車種では、バッテリーやその他のハイブリッドシステム関連部品の修理や交換が高額になる可能性があるため、保証期間の有無が中古車の価格に大きく影響します。
保証が切れたハイブリッド車を購入する場合、前述したようにバッテリーの交換が発生する可能性があります。このため、保証期間が終了している車両は、比較的安価に設定されることが一般的です。
購入を検討する際は、保証の残り期間を確認し、可能であれば延長保証が利用できるかどうかも調べることが重要です。
修復歴の影響とチェックポイント
修復歴がある中古車は市場価値が大きく影響を受けます。
実は「修復歴」については、誤解している方も多い表記です。修復歴=事故歴ではないですので、もし誤解している方は以下の記事も参考になります。
[adcode] 「修復歴なし」の定義と誤解について 修復歴なしの車でも事故歴がある場合 中古車の修復歴・事故歴の調べ方 中古車購入時に「修復歴なし」と表示されているけど信用しても大丈夫?と疑っていません[…]
事故や大きな故障が修復された車は、隠れた問題を抱えている可能性が高く、将来的な追加修理が必要になることもあります。
このため、中古車を選ぶ際は、修復歴の有無を確認することが非常に重要です。車体のフレームや構造部分に重大な修理が行われている場合、その車の安全性や耐久性が低下している可能性があります。
また、修復の内容についても詳しく調べることで、車の現状をより正確に理解することができます。購入前には、修復歴の詳細や修理に関する書類の確認を徹底することが、賢い中古車選びには不可欠です。
安いセレナの中古車購入時の注意点
- 用途と燃費から適切なパワートレインを選ぶ
- エンジンルームと内装の状態を確認
- 試乗して動作確認を実施
- 整備記録を確認しましょう
- 販売店の保証の有無をチェック
用途と燃費から適切なパワートレインを選ぶ
セレナを選ぶ際には、用途に応じたパワートレインの選定が大切です。
燃費の良さを重視し、長距離運転が多い場合は「e-POWER」モデルが推奨されます。これはエンジンが発電に専念し、モーターで駆動するシステムで、静かでスムーズな走りと燃費効率の高さが魅力です。
一方で、主に市街地での短距離使用が中心の場合は、シンプルなガソリンモデルも適しています。これにより、不必要に高い技術に投資することなく、維持費を抑えることが可能です。
エンジンルームと内装の状態を確認
セレナのユーザーはファミリー層になります。前オーナーもファミリーで使用していた可能性が高いですし、もしかするとペットも同乗させていたかもしれません。
セレナの中古車を選ぶ際には、エンジンルームと内装の状態を詳細にチェックすることが重要です。
エンジンルームの清潔さは、車が適切にメンテナンスされているかの重要な指標となります。例えば、オイルやその他の流体が適切に管理されているか、腐食や異常な汚れがないかなどを確認します。
一方で、内装の状態も車の扱い方を反映しています。シートやダッシュボードの破損、汚れ、異臭などがないかを細かく見ることで、車内の全体的な状態を把握できます。
特に動物がダメな方は、車内の臭いの確認や使用歴をチェックすることは必須です。使用歴にペットがなくても、実際に痕跡を確認することは購入後のためにもしておきましょう。
試乗して動作確認を実施
セレナの中古車については前述したような不具合がおこる可能性がありますので、試乗することで実際の動作や使用感がわかります。
中古車選びで試乗は非常に重要です。実際に運転してみることで、エンジンの調子やトランスミッション、特にセレナに多く採用されているCVT(無段変速機)の性能を直接確認できます。
CVTの場合、異音や変速時のスムーズさなど、普通のギアボックスとは異なる点に注意を払う必要があります。
また、ブレーキの反応や効果、ハンドリングの感触も試乗によって感じ取ることができるため、運転中に何か違和感があればそれを重要な判断材料とするべきです。
さらに、電子制御機能や安全装備の動作状況もチェックし、全てのシステムが正常に機能しているかを確認します。
試乗することで、その車が実際の運転環境においてどのような状態かがわかるため、より安心して購入判断することができるでしょう。
整備記録を確認しましょう
中古車を選ぶ際に、整備記録と走行距離の確認は非常に重要です。
整備記録が充実している車は、定期的に適切なメンテナンスが行われてきた証拠であり、エンジンやトランスミッションなど主要部品の状態が良好である可能性が高くなります。
これらの記録を確認することで、車がどのような扱いを受けてきたか、過去に大きな修理を経験していないかなどの情報が得られ、将来的な故障リスクを抑える手がかりとなります。
販売店の保証の有無をチェック
中古車を購入する際、保証があるか?また、保証があればその内容を詳細にチェックすることが重要です。
保証がある場合、車に何か問題が発生した際に、修理費用を大幅に節約できる可能性があります。保証にはさまざまな種類があり、エンジンやトランスミッションといった主要部品のみをカバーするものから、電子機器や内装などの小さな部品にも適用されるものまで幅広く存在します。
保証内容を確認する際は、保証期間や保証範囲、免責事項、保証でカバーされる修理の上限額など、各項目を理解することが大切です。
また、保証の適用条件についても明確にする必要があります。たとえば、定期的なメンテナンスを販売店で行うことが保証の条件である場合、その費用も考慮に入れる必要があります。
さらに、保証が第三者にも引き継がれるかどうかも重要なポイントです。車を売却する際に保証が引き継がれることは、次の所有者にとって大きなメリットとなり、車の再販価値を高める要因にもなります。
ディーラー保証の有無と内容を把握することで、中古車購入後のリスクを減らし、長期にわたって安心して車を使用するための準備を整えることができます。
この記事のまとめ
この記事では、日産セレナの中古車が他の車種に比べてなぜ安価であるのか、その理由と、購入時の注意点、セレナの中古車としての価値についてご紹介する記事でした。
以下にその要点についてまとめます。
- セレナの流通量が多いため価格が安定。
- 比較的リーズナブルな価格で提供可能。
- 豊富な選択肢と各種グレードが存在。
- ハイブリッドモデルのバッテリー交換費用が高額。
- 中古車特有のリスクとしてバッテリー寿命を考慮。
- ハイブリッド車のバッテリー交換目安は10年または10万キロ。
- CVTの耐久性が高く、修理が容易。
- 先進運転支援システムの故障が修理費用を増加。
- 整備記録の確認が中古車選びで重要。
- 販売店の保証内容を詳細に確認することが推奨。
- 試乗を行い、実際の動作状況を確認。
- 修復歴の有無と詳細をチェックすることが不可欠。
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お乗り換えの場合、今の車を高く売ることで次の車の購入予算を確保する方法があります。
ガリバーでは、車種や年式、走行距離で、他の人の車をいくらで買い取ったかを公開しています。今の車の価値をご確認ください。
中古車購入を検討される方は、非公開車両を含む多くの車の中から条件に合った一台をガリバーに探してもらうのもひとつです。店舗訪問の手間がありません。