中古車選びの落とし穴、修復歴なしは嘘?ありがちな誤解と知っておくべき事実

※本記事にはプロモーションが含まれています。
  1. 「修復歴なし」の定義と誤解について
  2. 修復歴なしの車でも事故歴がある場合
  3. 中古車の修復歴・事故歴の調べ方

中古車購入時に「修復歴なし」と表示されているけど信用しても大丈夫?と疑っていませんか。

ネット上で、「修復歴なし」の表示が嘘だった!とか、騙された!といった口コミが見られるので、そのように心配になるのもわかります。また、逆に買取り査定を受ける場合に、修復歴がないと嘘をつくとバレないのか?と気になる方もいるかもしれません。

この記事では、中古車の「修復歴なし」表記の嘘や誤解、事故歴を見抜くコツ、さらには修復歴ありの車を売る際のリスクをまとめました。購入前の正確な知識や情報収集が後悔しない車選びのカギです。

この記事を通じて、中古車取引における見極め方や対処法を参考にしていただき、賢い中古車選びをしていただけると幸いです。

また、以下の記事では、買取りサービスを利用した愛車を高く売る方法を紹介していますので参考にどうぞ。

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中古車の「修復歴なし」に嘘はあるのか

  • 修復歴なしは嘘だった!?実は大きな誤解の可能性
  • 中古車に表記される修復歴の定義について
  • 修復歴なしでも事故車の場合がある

中古車の「修復歴なし」に嘘はあるのか

修復歴なしは嘘だった!?実は大きな誤解の可能性

中古車を購入する際、最も気なる項目は「修復歴の有無」ですよね。「修復歴なし」という表示を見て購入したのに、点検に出した際、修理された過去がわかった!なんてことがあったら、騙された!と思ってしまう気持ちもわかります。

しかし、多くの一般消費者がイメージとして持っている「修復歴なし」と、実際に表示されている「修復歴なし」にはギャップがあります。

一般に、修復歴と聞いてイメージするのは「事故をして修理した過去がある」といったものだと思います。しかし、表示されている「修復歴なし」は少し違ったことを意味しています。

中古車に表記される修復歴の定義について

中古車の販売において「修復歴」という表記は、車両が過去に受けた骨格部分の修理の履歴を指します。

日本自動車査定協会の基準によれば、具体的には車の骨格を構成する8つの主要パーツ(フレーム、クロスメンバー、インサイドパネル、ピラー、ダッシュパネル、ルーフパネル、フロア、トランクフロア)に修理や交換が施された場合、その車両は「修復歴あり」と分類されます。

したがって、これらのパーツ以外の部位の修理や交換は「修復歴」に該当しないのです。このような「修復歴」の定義に対する誤解が、購入後に騙されたと思ってしまう原因にもなっています。

修復歴なしでも事故車の場合がある

修復歴なしでも事故車の場合がある

カンの良い方は気づいているかもしれませんが、「修復歴なし」と表示された中古車でも実際には過去に事故を経験している可能性があります。

このような車両は外観上は問題なく見えても、過去に交通事故により損傷し、骨格に該当しない部分を修理していることがあるのです。重要なのは、自動車の骨格部分に修理が加えられた場合のみが「修復歴あり」とされるため、それ以外の部位の修理では修復歴とはみなされません。

その結果、事故歴があっても「修復歴なし」として販売され、誤解したまま購入した方が点検の際に修理された過去を知って「騙された!」と思ってしまうのです。

しかしながら以下のような、「修復歴の定義」を誤解してしまっている方が多いのも事実です。

修復歴に対する誤解

中古車ディーラーで「修復歴なし」の中古車を購入したのに…その後、修復跡が見つかりました。

車両詳細にも「修復歴なし」と記載されていました。しかし、納車後明らかに修復した痕跡?が見受けられました。

よくよく見るとヘッドライトが補修され、バンパーが異様にきれいだったり・・

中古車の「修復歴なし」の嘘を見分けるコツ

  • 「修復歴なし」と記載の車を信用して良いのか
  • 中古車の事故歴・修復歴の調べ方
  • 修復歴のありなしについて見抜く質問
  • 修復歴ありの中古車購入はやめたほうがいいのか
  • 現在の愛車の買取りで、購入予算を確保する
  • 中古車販売店の選び方
  • 「修復歴なし」と騙された時の対処法

中古車の「修復歴なし」の嘘を見分けるコツ

「修復歴なし」と記載の車を信用して良いのか

修復歴の定義は分かっているという方にとっては、販売店側の「修復歴なし」表記が本当なの?と疑問を持っている方も多いと思います。それは、前述した誤解による口コミや昨今の販売店の不祥事を見ていると、疑いたくなってしまうのも当然だと思います。

修復歴がないことは一見、安心材料となり得ますが、購入前には車両の事故歴や修理歴を十分に調査する必要があります。結論から言うと、まともな販売店では嘘の掲載はしていないと思ってよいです。

嘘の掲載での販売は、景品表示法にも違反することになりますし、販売後に発覚した場合には賠償や信頼をなくすなど、大きな損害を被ることになります。以上の点から、通常の販売店では正しく表記して販売しています。

中古車の事故歴・修復歴の調べ方

中古車の事故歴や修復歴を知る方法はいくつかあります。

まず、車両の外観を詳しく調べ、ボディパーツ間の隙間が均一かどうかをチェックします。修復歴のある車は、部品の取り付け位置にわずかなずれが生じている場合があります。

内部のチェックでは、ボンネットやトランクのボルトの塗装剥がれやシーラーの使用痕跡など、修理の跡がないかを確認します。また、タイヤのクリアランスを見ることで、車体の骨格が正常かどうかのヒントを得られることもあります。

さらに、定期点検整備記録簿の確認は、過去にどのようなメンテナンスが施されたかを知るのに役立ちます。記録簿には修復歴が記載されている場合がありますので、事故歴や修復歴を確認する際に重要な資料となります。

例えば、記録簿にバンパーを交換した形跡があれば、修復歴はないにしても何かしらぶつけたり傷つけた過去があることがわかります。

中古車の事故歴・修復歴の調べ方

最も信頼できる方法の一つが、JAAA(日本自動車鑑定協会)などの第三者機関による中古車鑑定書の確認です。この鑑定書には、車両の修復歴の有無、修復箇所、走行距離の真偽などが詳細に記載されており、中古車の状態を客観的に判断する上で大変有効です。

心から安心して購入したいという場合には、購入前に中古車鑑定書を確認することで、安心して購入できるようにすることが可能です。しかし、この鑑定書は中古車すべてについているわけではなく、市場に出回っている中古車の数割にとどまるようです。

鑑定書について、中古車販売店のブログ記事がありました。以下のリンクです。

鑑定書 | ガリバーアウトレット蘇我インター店の店舗ブログ

修復歴のありなしについて見抜く質問

鑑定書があればより安心ですが、選択肢が狭くなることも事実です。

そこで、中古車販売店に対して、修復歴の有無について直接確認することが簡単な確認の仕方かと思います。気になる修復歴や事故歴、修理歴を訪ねると良いです。

例えば、「この車には過去に大きな修理はありましたか?」「事故歴はありますか?」といった具体的な質問をすることで、実際に車を見せて説明してくれたり、販売店の回答から修復歴や事故歴の有無について推測することができます。

ただし、全ての情報を正直に伝える販売店ばかりではないというのも事実としてはあるでしょう。

修復歴ありの中古車購入はやめたほうがいいのか

修復歴ありの中古車購入はやめたほうがいいのか

「修復歴あり」の中古車購入については、購入者がそれぞれの状況やニーズに応じて慎重に判断する必要があります。

一般的に「修復歴あり」の中古車はやめたほうがいいと言われる理由は、修復歴車は骨格部分など主要な部位の修理歴があるからです。これらの車両は事故による損傷を受けた後、修理された過去があるということです。

このため、安全性や耐久性に懸念が残る可能性が高く、一般的にやめたほうが良いと言われています。

しかしながら、修復歴車は市場価格よりも安価に設定されることが多く、予算の制約がある購入者にとっては経済的な選択肢となる場合もあります。安価で購入できたとしても、将来的に高額な修理費用がかかるリスクや、「修復歴あり」の影響でリセールバリューが低い点、安全面での不安などを考慮する必要があります。

安心を優先するのか、販売価格の安さを優先するのか、購入後の乗り方をよく考えて選ぶ必要があります。

車の修復が、どのように行われるのかを知ると見方が変わるかもしれません。以下は、車の修復を行う板金屋さんの動画です。凄いです。

現在の愛車の買取りで、購入予算を確保する

安い事故車を購入するよりも、今の愛車を高く売って購入予算を確保する選択肢もあります。

購入予算は、今の愛車がどのくらいで売れるかによって大きく影響します。

一般的に下取りよりも買取りサービスを利用するほうが、5万~10万円は高く売れると言われています。

ネットで利用できる無料査定サービスが便利です。

中古車販売店の選び方

信頼できる中古車販売店を選ぶことは、修復歴なしの良質な中古車を購入する上で非常に重要です。

販売店の選び方としては、過去の顧客のレビューや評判をチェックすること、販売店が自動車公正取引協議会などの業界団体に加盟しているか確認すること、実際に店舗を訪れてスタッフの対応や展示されている車両の状態を見ることなどが挙げられます。

信頼性の高い販売店であれば、修復歴について正直に説明してくれることが期待できます​​。

ちなみに自動車構成取引協議会への加盟店は以下のリンクから検索が可能です。

会員店検索システム

「修復歴なし」と騙された時の対処法

「修復歴なし」と騙された時の対処法

「修復歴なし」と信じて中古車を購入したものの、実は「修復歴あり」だったということが分かった場合、まずは消費者庁や国民生活センターに相談しましょう。

これらの機関では消費者トラブルに関する相談を受け付けており、適切なアドバイスや支援を得られます。さらに、購入した販売店に事実を伝え、返金や交換の交渉を試みることも重要です。

交渉の際は、修復歴に関する販売店の説明や、購入時の契約内容を示す書類など、購入時の状況を裏付ける証拠を用意しておくことが重要なポイントです。

中古車買取で「修復歴なし」と嘘をついてもバレる

  • 買取り時の修復歴の扱いと嘘はバレるのか
  • 修復歴ありの車を売るリスク
  • 法的観点から見た修復歴の嘘

中古車を売る場合にはどうでしょうか。愛車を売る場合といえば買取ですが、買取り査定の際に修復歴があることを知っていて、修復歴なしと嘘をついてもバレないのでしょうか。

買取り時の修復歴の扱いと嘘はバレるのか

結論から言うと、中古車を買取りに出す際に「修復歴なし」と嘘をついても専門的な査定過程で簡単に見破られます。

査定士は、車両の骨格部分を含む様々な箇所を詳細にチェックし、修復歴の有無を正確に判断する能力を持っています。このため、修復歴を隠しても最終的には事実が明らかになり、査定価格に影響を与えるだけでなく、信頼性を損ねる原因となりかねません。

「修復歴あり」とがわかっていれば、修復歴の有無を申告し、誠実な取引を心がけることが後々のトラブルを避ける上で最も重要です。

しかしながら、前述のとおり「修復歴」の定義は、一般人のイメージと異なっている点があるのも事実です。修復歴の有無がわからない場合は、正直にわからない旨を伝えましょう。

修復歴ありの車を売るリスク

一般的に「修復歴あり」の車の買取査定額は下がります。

また「修復歴あり」の車を売る際には、修復歴があることを明らかにしておかないと後々法的なトラブルに発展するリスクがあります。

修復歴車は査定額が下がる傾向にありますが、透明性を保つことで買取り後のトラブルを避けることができます。修復歴ありの車を売る場合は、修復歴の詳細を買取り業者に伝え、査定額の根拠を明確にしてもらうことが重要です​​。

また、「修復歴なし」ということが明らかなのに、買取り査定で「修復歴あり」とされた場合にはしっかり根拠を説明してもらいましょう。

法的観点から見た修復歴の嘘

販売店側が修復歴の有無を偽って車を売却した場合、景品表示法違反(優良誤認)に該当する可能性があります。

消費者が「修復歴なし」と信じて購入した車が、実際には修復歴ありであった場合、消費者を誤解させる行為となり法的な責任を問われることがあります。

このようなケースでは、購入者は契約を取り消す権利を持ち、販売店に対して返金を求めることができます。また、故意に事実を隠していた場合、詐欺罪に問われる可能性も否定できません。

修復歴の有無に関する情報は、中古車取引における重要な事項であり、正直に開示することが法的なトラブルを避けるためにも必要です​​。

中古車について修復歴なしと嘘をつくことについてのまとめ

この記事では、中古車購入時の「修復歴なし」表示の信憑性と、その背景にある誤解、さらに修復歴がある車を購入する際のリスクや買取り時の注意点などについて紹介しました。

以下にその要点についてまとめます。

  • 「修復歴なし」表示は定義と一般人の持つイメージにギャップがある。
  • 修復歴の定義は骨格部分の修理履歴を指す。
  • 修復歴なしでも事故車の可能性はあり、骨格が損傷していない事故では修復歴に含まれない。
  • 購入前に車両の事故歴や修理歴を確認する必要がある。
  • 中古車の外観や定期点検整備記録簿で修復歴を確認。
  • 第三者機関による中古車鑑定書が信頼できる情報源。
  • 修復歴ありの中古車購入はリスクが伴う。
  • 修復歴なしと嘘をつくと買取査定でバレる。
  • 修復歴の有無を偽ると法的な問題が生じる。
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お乗り換えの場合、今の車を高く売ることで次の車の購入予算を確保する方法があります。
ガリバーでは、車種や年式、走行距離で、他の人の車をいくらで買い取ったかを公開しています。今の車の価値をご確認ください。

中古車購入を検討される方は、非公開車両を含む多くの車の中から条件に合った一台をガリバーに探してもらうのもひとつです。店舗訪問の手間がありません。

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