- 値引き交渉しないことのメリットとデメリット
- 無邪気な値引き交渉は損をする
- 販売店が値引きをしたくなる客になるには
中古車の購入で値引き交渉しない客のメリット
- 値引き交渉をしないメリット
- 販売店との信頼関係を構築
- 購入手続きがスムーズになる
- ストレスなく気持ちよく購入できる
- 無駄な値引き交渉をせず購入予算を増やそう
値引き交渉をしないメリット
中古車購入する際に無理な値引き交渉しないことでどんなメリットが考えられるでしょうか。
販売店と客との交渉ごとは、お互いの妥協点を見つけることと言ってもよいと思いますが、それには時間がかかります。建設的な話ができればよいですが、ただ単に値下げを要求する不毛な交渉は、単に時間がかかるだけにすぎません。
交渉をしないということは、そういった時間をかけることがないため、購入までの手続き等をスムーズにできるメリットがあります。加えて、値引き交渉のストレスを避けることで、快適な購入手続きとなることは想像に容易いかと思います。
更に、販売店と客側の関係構築にも役立ち、将来的な特典やアフターサービスを受けやすくなるという利点もあります。
販売店との信頼関係を構築
中古車は相場がある程度決まっています。相場を無視して非常識な高価格を設定している中古車店を除いて、販売店と客の間で大きな値下げ交渉はできないのが一般的な常識です。
したがって、無理な値引き交渉を行うと販売店との関係を悪化させます。無謀な値引き交渉をしない方向で、予算や今後の乗り方など前向きな話をしていくことで、店舗との信頼関係が構築され、将来的にお得なサービス提供を受けられることも期待できます。
無理な値引きをしないことは、このように信頼関係を構築するメリットがあり、販売店との良好な関係を築くことは良いアフターサービスを受ける意味でも大切です。
購入手続きがスムーズになる
ストレスなく気持ちよく購入できる
値引き交渉は時間がかかるだけでなく、精神的なストレスが付きまといます。建設的な値引き交渉をする場合、こちらも何か提案が必要で販売店へのメリットを考えなければなりません。例えば、ローンで購入するなど・・・。
値引き交渉をしないことで、そのような折衝のストレスから解放されます。値引き交渉は、時間と労力を要しますし、営業マンとの駆け引きも必要で心理的負担は大きいのです。
無駄な値引き交渉をせず購入予算を増やそう
賢く車選びをするために購入予算を決めましょう。
購入予算は、今の愛車がどのくらいで売れるかによって大きく影響します。
一般的に下取りよりも買取りサービスを利用するほうが、5万~10万円は高く売れると言われています。
ネットで利用できる無料査定サービスが便利です。
中古車の購入で値引き交渉しない客のデメリット
中古車は値引きが難しくデメリットは少ない
良心的な販売店で中古車を購入する場合、基本的に値引き交渉しないデメリットは少ないです。ある程度相場で価格が決まってしまうので、大幅な値引きは期待できないのが中古車です。
しかし、購入する中古車に新規でナビを付けたり、モニターを付けたり、ドライブレコーダーを付けるなど、複数の作業を頼もうと考えている場合は多少の値引き交渉が可能かもしれません。
なぜなら、販売店もお客と良い関係を築きたいし、購入した後もお客さんでいてほしい気持ちがあるのです。したがって、お金を使ってくれるお客にはサービスもしてあげたいと思うのが優良店なのです。
そういった複数の作業も合わせて購入を考えているなら、値引き交渉が可能な場合もあるので言ってみる価値はあるでしょう。
販売店側の見方と嫌われる値引き3選
- 値引き交渉をしない客の印象やサービス対応
- 嫌われる値引き交渉3選
- 中古車販売店が値引きしたくなる客の特徴
- 現金一括で購入することと値引きの可能性
値引き交渉をしない客の印象やサービス対応
中古車の値引き交渉しない客に対する販売店側の見方は、基本的には歓迎される傾向にあります。販売店側は、値引きを求めない顧客を「上客」と捉え、長期的な良好な関係を築きたいと考えています。
前述のとおり、引き交渉をしないことは取引をスムーズにしますし、双方にとってストレスがなく円滑で効率の良い対応ができます。繰り返し購入する顧客に対しては、特に予算や車に関する相談がある場合、販売店は可能な限りサポートを提供しようとします。
したがって、無理な値引き交渉をしない客は、販売店の営業マンにとっては無駄な時間をとられないお得意様となるわけです。そうなると、何かがんばってサービスしたいなと思うのが人間です。
嫌われる値引き交渉3選
値引き交渉において、販売店側から不快感を持たれやすい行動があります。特に、以下の5つの行動は好ましくないので、是非ご注意ください。販売店に嫌われるのは、アフターサービスや長く付き合っていくうえであまり良くはないですよね。
- 高圧的な態度での交渉: 尊敬とマナーを欠いた高圧的な交渉態度は、たとえ友達だったとしても付き合いたくはないですし、信頼関係の構築には良くない態度です。
- 相場を無視した非現実的な値引き要求: 市場価格や現実的な価格設定を無視した値引き要求は、営業マンを不快にさせ、信頼関係を築く上でマイナスとなります。
- 競合車種や販売店との不適切な比較: 競合する車種や販売店の価格を無理に比較し、それを値引き交渉の材料とする行為は、適正価格での購入を目指すべきです。
こういった行動は、販売側との良好な関係構築を築けなくしますし、最終的には交渉において不利な状況を招く可能性があります。
中古車販売店が値引きしたくなる客の特徴
そもそも値引きはなぜできるのでしょうか?販売価格はおおざっぱに言うと、仕入れた原価や人件費に利益を乗せたのが販売価格です。
値引きができる部分は利益部分になります。利益がなければ商売は続けていけません。それを理解せずに無邪気に「値下げしてよ」という客は嫌われます。「値下げしてよ」を言い換えると「利益を削れよ」と言っているのと同じだからです。
ここを理解していれば、単純に値下げを要求する姿勢にはなりませんよね。無知とは愚かなりとはこのことです。
大前提として販売店は値引き交渉はやりたくありません。積極的に購入していただける客を好みます。
この前提を踏まえて、値引きしたくなる客は2パターン考えることができます。
1.車がめちゃくちゃ好きで営業マンと馬が合った場合
本当に欲しい車種があった場合、その車が大好きなことを伝えましょう。喉から手が出るほどほしくて、好きなことを我慢し、お金を貯めてきたと、そしてやっとこの中古車に巡り合えた・・・だけど予算が少し足りない・・・
こんな話を聞いたら、利益を多少削ってもこの人に買ってもらおうかと考えてしまう車好きの営業マンは結構いるでしょう。あとは会社の規定だったり、上司の方針さえうまく合えば、値引きしてもらうことは可能かもしれません。
2.中古車だけでなくタイヤやその他アクセサリーを同時に購入する場合
これは値引きしたくなるというよりも、値引きできる客といった方が適当かと思いますが、中古車だけでなく、その他の部品やサービスも同時に購入する場合は値引きしやすくなります。
前述したとおり、値引きは利益額からどれくらい引けるかという引き算になります。したがって、中古車だけでなくその周辺のサービスも同時に契約や購入する場合、利益額は大きくなります。その分、値引きが可能になる可能性も高くなるというわけです。
無邪気に値引きを要求するのではなく、値引きができそうなくらいしっかり購入も考えることで値引きを引き出せる可能性が高くなります。
例えば、販売店が進めるローンを組むなどがあるでしょう。仕組みとして、販売店が進めるローンは、そのローンを契約した場合に紹介料が販売店に入る可能性があります。
そうすれば、その紹介料の幾分かを値引きにあてられるといったケースが考えられます。このように、自分の利益だけでなく、相手の利益も考えられる客は値引きしたくなる客と言えるかもしれません。
現金一括で購入することと値引きの可能性
「現金一括で買うから値引きしてよ」と聞こえてくることがありますよね。もし、言ったことがある方は次回から言わないほうが良いかもしれません。
なぜなら、現金一括で購入することに、通常の販売店は特にメリットがないからです。販売店が現金収入をすぐ得ることがメリットだと、「現金一括購入」が価格交渉において有利だと考えがちです。
経営が火の車の販売店であればそれはメリットかもしれません。しかし、実際は販売店にとってはローンを組んでもらった方が、紹介料などの収入により収益性が高くなるので、現金一括購入よりも値引きを行える可能性が高いのです。
そのため、現金一括で購入するから値引きできると考えるのは少し間違いで、この人わかってないなと思わせれるのであまり言わないほうが良いかと思います。
中古車の値引き交渉をしない客についてのまとめ
この記事では、値引き交渉をしないことによる中古車購入のメリットやデメリット、販売店側の見解や交渉しない客への印象、そして値引き交渉をしない際のコツや嫌われる値引き交渉について紹介しました。以下にその要点についてまとめます。
- 購入手続きがスムーズに進む
- ストレスが少なく快適に購入可能
- 販売店との信頼関係が構築しやすい
- 特典やアフターサービスを受けやすくなる
- 相場を無視した非現実的な値引き要求は避ける
- 購入予算をしっかり決め、無駄な値引き交渉を避ける
- 販売店側は値引きを求めない顧客を好む
- 競合車種や他の販売店との不適切な比較を避ける
- 現金一括購入が必ずしも値引きにつながらない
- 車選びでは全体的なコストを考慮する
- 値引き交渉しないデメリットは少ないが、付加オプションでの小さな値引きは可能
- 値引き交渉をしないことで、販売店と長期的な良好な関係が築きやすい
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