- ガラスコーティングで後悔するところ
- ガラスコーティングのメリットとデメリット
- 中古車にガラスコーティングは必要か
中古車を購入する際、車体をキレイに保つためにガラスコーティングを考えている方も多いですよね。
しかし、ガラスコーティングには期待されるメリットだけでなく、デメリットや後悔する可能性があることも事実です。ガラスコーティングに期待した撥水効果が実感できない場合があるほか、施工者によっては期待した効果が得られないこともあります。
また、ガラスコーティングを施した後でも、定期的な洗車やメンテナンスが必要であることを理解しておく必要があります。
この記事では、中古車にガラスコーティングを施すことの実際のメリットとデメリット、また後悔する可能性について具体的な問題や体験談を交えて紹介しています。
この記事が、ガラスコーティングの価値を正しく理解し、購入を考えている中古車にガラスコーティングを施すかどうかを決めるヒントになると幸いです。
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中古車のガラスコーティングで後悔するところ
- ガラスコーティングはいらないと言われる理由3選
- ガラスコーティングとは?メリットとデメリット
- ガラスコーティングにかかる費用とその価値
- 青空駐車の場合はコーティング不要?
- 中古車特有のガラスコーティングの問題点
- ガラスコーティング後のメンテナンスについて
- 中古車にガラスコーティングは必要?
ガラスコーティングはいらないと言われる理由3選
理由1.期待した撥水効果が得られない場合がある
ガラスコーティングすると雨の水はじきがよくなる、そう思っていませんか?
ガラスコーティングには多くの人が撥水性を求めています。雨が降った時、水滴が車体を滑り落ちる様子は、まさにガラスコーティングの魅力の一つです。
しかし、実際には期待したような撥水効果が得られない場合があります。この撥水効果が得られない主要な理由は、施工されたコーティングが撥水ではなく親水性である場合があります。
親水性コーティングは水滴を弾くのではなく、むしろ水滴が車体に広がりやすくする特性があります。この結果、期待とのギャップとなって後悔する人が多いです。
理由2.施工者により期待していた効果を得られない場合がある
多くの方は、コーティング会社に施工を依頼するというより、新車・中古車を購入した際に販売店でガラスコーティングをオプションで頼むことが多いです。
中古車販売店やディーラーではコーティング会社と比べて、ガラスコーティングの質が劣る場合があるのも事実です。しっかりとした施工をしなければ、効果が持続せず、効果を実感することができないと後悔する場合があります。
ガラスコーティングの費用は気軽にできるような価格ではありませんので、しっかり検討したい部分です。
理由3.定期的な洗車やメンテナンスが必須となる
ガラスコーティング後は、効果を長持ちさせるために定期的な洗車やメンテナンスが不可欠です。
特に撥水性を長期間維持するためには、車体の汚れを定期的に落とし、コーティングのメンテナンスを行う必要があります。しかし、忙しい日常の中で、定期的に洗車やメンテナンスを行うのは容易ではありません。
このため、ガラスコーティングを施したにもかかわらず、期待した撥水効果が得られなかったり、効果が短期間で失われたりすることがあります。
メンテナンスの手を抜きたくてガラスコーティングを選択した方は、結局ガラスコーティングする必要がなかったのではないかと後悔するようです。
このことから、定期的にメンテナンスできない方はガラスコーティングが必要ないといわれるようです。
ガラスコーティングとは?メリットとデメリット
ガラスコーティングは、車の塗装面にガラス質の保護膜を形成することで、車体を保護し、きれいな状態を維持するためのコーティングです。
このコーティングにより、車体は紫外線や酸性雨、塩分、小石などからの物理的なダメージや化学的な腐食を防ぎ、塗装の劣化を遅らせることができます。
また、ガラスコーティングはその撥水性によって、雨水や汚れが付きにくくなり、付着しても簡単に洗い流すことができるため、常に車体を清潔に保つことが容易になります。
ガラスコーティングのメリット
- 汚れが付きにくくなる: ガラスコーティングは車体に透明な保護膜を形成し、汚れや水の付着を防ぎます。これにより、車を清潔に保ちやすくなります。
- 塗装の保護: 保護膜が車の塗装を直接的な環境のダメージから守り、塗装の劣化を遅らせる効果があります。
- 美観の維持: コーティングによる光沢感は、車の外観を美しく見せ、新車のような輝きを長期間保持できます。
ガラスコーティングのデメリット
- 定期的な洗車が必要: コーティングの効果を長持ちさせるためには、定期的な洗車とメンテナンスが不可欠です。これを怠ると、効果が低下します。
- 微細な汚れが目立ちやすい: 光沢感がある分、雨シミや埃などの微細な汚れが目立ちやすくなります。特に洗車頻度が低い場合、この問題は顕著になります。
- 無機質の汚れに対する限界: ガラスコーティングは虫の死骸や油などの有機質の汚れには強いですが、雨シミのような無機質の汚れに対しては効果が限定的です。
ガラスコーティングにかかる費用とその価値
ガラスコーティングにおける費用対効果は、自動車の外観を保護し維持するために重要な要素です。
ガラスコーティングを施すことで、車の塗装面に高い耐久性と撥水性を提供し、紫外線や酸性雨から車を保護します。しかし、市場にはさまざまな価格帯と品質のコーティングサービスが存在し、一部では期待した効果を実感できないケースも見られます。
ディーラーや中古車販売店で提供されるコーティングサービスでは、持続性に欠ける場合があり、その結果、費用に見合わないと感じる消費者もいます。
コーティング専門店では、質の高いコーティング剤の選定に加え、塗装面の下処理や施工技術にも優れていることが多く、車の光沢や撥水性を長期間維持できます。
ただし、このような専門的なサービスには10万円から20万円という高額な費用が伴うことも事実です。
車を長期間保有し、外観の美しさを重視する方にとっては、ガラスコーティングは価値が高い選択肢となるでしょう。効果の持続性や維持費用、車の使用頻度や条件など、様々な要素を総合的に考慮して判断することが、後悔しない選択をするためのポイントです。
ガラスコーティングに関しては、単にコストだけでなく、その効果と価値を理解し、自分の車にとって最適なサービスを選択することが肝心です。
青空駐車の場合はコーティング不要?
青空駐車の場合でも、車を紫外線や汚れから守りたい、外観を長期間維持したいと考える人には、ガラスコーティングのメリットがあると考えられます。
ただし、ガラスコーティングによる撥水性や親水性の期待と異なる結果になることや、期待していた効果が得られない場合の後悔の可能性を理解し、自分の車の使用状況やメンテナンスの実施可能性を考慮する必要があります。
中古車特有のガラスコーティングの問題点
中古車に施されたガラスコーティングには、いくつかの注意点があります。
特に、以前のオーナーがどのタイプのコーティングを使用していたか、またその状態が現在どうであるかについての情報が不足していることが多いです。これは、新たなコーティングを施す際の適切な処理をする上で重要なポイントです。
中古車に新たにガラスコーティングを施す前には、車の塗装状態を確認して、必要に応じて適切な下地処理を行うことがポイントになります。
そのため、ガラスコーティングにこだわる場合にはコーティング専門店に相談し、車の状態に合った最適なサービスを検討することがおすすめです。
ガラスコーティング後のメンテナンスについて
ガラスコーティングを施した後の適切なメンテナンスは、ガラスコーティングの効果を長期間維持するために重要です。
コーティングは確かに汚れの付着を抑え、水をはじきやすくする効果がありますが、これだけで全ての汚れが付かなくなるわけではありません。
そのため、コーティングの効果を最大限に引き出すには、定期的な洗車が不可欠です。洗車により、微細な汚れやほこりを除去し、コーティング層を清潔に保つことができます。
また、ガラスコーティングの耐久性には個体差があり、使用されるコーティング剤の種類や施工された環境、さらには駐車する場所の条件によっても変わります。
一般的にコーティングの効果は半年から最大で4年程度持続すると言われていますが、効果を持続させるためには専門的なメンテナンスが欠かせません。
例えば、定期的に専門店でのチェックを受けることで、コーティングの状態を監視し、必要に応じた補修を行うことが可能です。
さらに、日常のケアとしては、強い日差しや酸性雨など、コーティングを傷める可能性のある環境から車を守ることも重要です。可能であれば屋根のある場所に駐車する、定期的にワックスを使用するなどの対策を講じることで、ガラスコーティングの美しさと効果をより長く楽しむことができます。
中古車にガラスコーティングは必要?
中古車にガラスコーティングを施すべきか否かは、個人の車に対する考え方や使用状況によって異なります。
ガラスコーティングは車の塗装を保護し、美しさを長期間保つための手段ですが、そのメリットを得るためには定期的なメンテナンスが必須です。
ガラスコーティングをした方がいい人
- 車の外観を大切にする人: 車を常にベストな状態に保ちたい方には適しています。ガラスコーティングは、塗装面を紫外線や酸性雨などの外的要因から保護し、輝きを長持ちさせます。
- 再販価値を重視する人: 将来的に車を売却する予定のある方は、ガラスコーティングによって塗装の状態を良好に保ち、高い再販価値を期待できます。
ガラスコーティングをしない方がいい人
- コストを重視する人: コーティングの初期費用や定期的なメンテナンスや洗車ができない方には不向きです。コーティングには一定のコストが伴い、その価値を感じられない場合は他の保護策を検討した方が良いでしょう。
- 外観にそれほどこだわらない人: 車を純粋に移動手段としてのみ使用し、外観の小さな傷や汚れに対してあまり気にされない方は、ガラスコーティングのメリットを感じることが難しいかもしれません。
中古車のガラスコーティングで実際に後悔したこと
- ガラスコーティングの失敗談
- ガラスコーティング後の汚れや傷について
- 車のセルフガラスコーティングおすすめアイテム
- ガラスコーティングに変わる選択肢
ガラスコーティングの失敗談
以下はガラスコーティングを行って後悔したという口コミです。ガラスコーティングを考える参考になるかもしれません。
思っていた撥水イメージと違った
中古車を購入した際、販売店からガラスコーティングを勧められ、洗車する手間が少なくなればと思って施工を依頼しました。
しかし、数か月後の雨天時に撥水効果が期待ほどではなく、水滴がサッと流れずに残ることがあり、思ったほど効果が続かずがっかりしました。
特に、施工後に洗車の頻度を減らすことを期待していたのですが、実際には汚れや水垢が目立つようになり、定期的な洗車が必要だと感じるようになりました。
高い費用だったのに期待ほどではなかった
友人の勧めで、専門店でガラスコーティングを施工しました。その時は、約20万円という高額でしたが、車を長くきれいに保てると思い決断しました。
しかし、1年も経たずに、コーティングの効果が薄れてきたように感じました。特に、ボディに小傷がつきやすく、撥水性も低下していることに気づき、この費用に見合った価値があったのか疑問に思うようになりました。後悔しています。
ディーラー施工の品質が期待以下だった
新車購入時にディーラーでガラスコーティングのオプションを選びました。
販売員の説明では、4年間?は塗装の輝きが保たれるとのことでしたが、実際には半年も経たないうちに、ツヤが明らかに落ち始めました。
特に車を洗う際、以前ほど水がサッとはじかないことに気づき、さらに小さなキズが目立ち始めたことで、ディーラー施工の品質に疑問を持ちました。
定期的に洗車したり、メンテしなかった自分も悪かったのだと思いますが、高額な費用を支払ったのに期待した耐久性がなく、非常に後悔しています。
ガラスコーティング後の汚れや傷について
ガラスコーティングを施した車も、時間と共にさまざまな外的要因から汚れや微細な傷が生じることがあります。
特に雨シミや埃といった微細な汚れは、コーティングによって車体の光沢が向上するため、逆に目立ちやすくなるという皮肉な結果を招くことがあります。これは、コーティングが施された車の外観をより一層際立たせるため、少しの汚れも見逃せなくなるからです。
加えて、虫の死骸や油分などの有機質の汚れには一定の耐性を示しますが、雨に含まれるミネラルなどの無機質の汚れには完全な防御力を発揮できないことが多いです。
これらの無機質の汚れは、雨水が蒸発した後に残る雨シミとして顕著に現れ、これがガラスコーティングの表面に固着すると、除去が難しくなることがあります。
そのため、ガラスコーティング後も定期的な洗車が重要で、特に汚れが付きやすい季節や環境にある場合は、洗車の頻度も上げたほうが無難です。
汚れを放置することなく、適切なケアを施すことで、コーティングの効果を長持ちさせ、車体の美しさを保つことが可能です。また、コーティングのメンテナンスとしてプロの施工店で定期的にチェックを受けることも、車を最良の状態に保つために役立ちます。
車のセルフガラスコーティングおすすめアイテム
ガラスコーティングですが、実は自身でセルフ施工が可能です。業者に頼むまでもないなと思っている方にはセルフ施工はいかがでしょうか。
セルフガラスコーティングは、専門店に依頼するよりもコストを抑えられるため、自分で車のメンテナンスを楽しみたい方におすすめです。市販のコーティング剤を使用し、正しい方法で施工することで、撥水性や光沢を長期間保持できます。
ガラスコーティングに変わる選択肢
ガラスコーティング以外にも、車の塗装保護には様々な方法があります。
例えば、ポリマーコーティングやセラミックコーティング、フッ素コーティングなどがあり、それぞれ特性やメリットが異なります。
ポリマーコーティングは比較的安価で施工が容易、セラミックコーティングは耐久性と保護力が高い、フッ素コーティングは撥水性に優れているなど、使用する環境や求める効果に応じて最適な方法を選ぶことが可能です。自分の車の使用状況や環境、予算に合わせて選択肢を検討することが大切です。
コーティングの種類 | 特性 | メリット |
---|---|---|
ポリマーコーティング | 比較的安価で施工が容易 | コストパフォーマンスが高く、初心者でも扱いやすい |
セラミックコーティング | 耐久性と保護力が高い | 長期間にわたる塗装保護が可能で、車体をしっかり守る |
フッ素コーティング | 撥水性に優れている | 雨天時の視界確保に寄与し、汚れが付きにくくなる |
この記事のまとめ
この記事では、中古車にガラスコーティングを施す際に後悔しそうなポイントやガラスコーティングのデメリット、必要性について紹介する記事でした。
以下にその要点についてまとめます。
- 撥水効果が期待以下の場合がある。
- 施工者によって効果に差が生じることがある。
- 定期的な洗車やメンテナンスが必要となる。
- 汚れが付きにくくなるが、定期的な洗車が必要。
- 微細な汚れや無機質の汚れが目立つ場合がある。
- 費用対効果を考慮し、自分の車に適したサービスを選ぶことが重要。
- 中古車特有の問題点として、以前のコーティング状態の不明瞭さがある。
- ガラスコーティング後の適切なメンテナンスが長期的な効果維持に必要。
- 外観を大切にする人、再販価値を重視する人には向いている。
- コストや外観にそれほどこだわらない人には不向き。
- 撥水効果が期待ほどではなかった、費用に見合わなかったという後悔の声あり。
- セルフガラスコーティングや他のコーティング方法も選択肢として存在する。
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お乗り換えの場合、今の車を高く売ることで次の車の購入予算を確保する方法があります。
ガリバーでは、車種や年式、走行距離で、他の人の車をいくらで買い取ったかを公開しています。今の車の価値をご確認ください。
中古車購入を検討される方は、非公開車両を含む多くの車の中から条件に合った一台をガリバーに探してもらうのもひとつです。店舗訪問の手間がありません。